診療放射線技師に知ってほしい画像診断-胸部 診療放射線技師に
知ってほしい画像診断-胸部

編著者:櫛橋 民生
      (昭和大学横浜市北部病院放射線科 教授)




■A4判・並製 ■200頁
本体価格 5,500円(税別)
2005年3月31日
ISBN4-86003-340-X




 胸部の代表的疾患を多く取り上げ,CTやMRI画像の特徴を胸部単純写真と比較しながら解説し,疾患像描出と放射線技術の対応ポイントを提示。診療放射線技師としての技量を発揮すべき点を“画像のゴール”としてまとめた。

 胸部画像診断領域における近年のトピックはなんといってもCT,MRIの登場であろう。それ以来,われわれ放射線科医と診療放射線技師はともにこれら新しいモダリティに対応するために文字通り刻苦勉励をしてきた。
 画像診断力を持った診療放射線技師の育成,臨床現場での活躍はなくてはならない.筆者も昭和大学診療放射線専門学校で多くの授業を受け持っているが,画像診断の授業の重要性が年々増加しており,国家試験においても画像診断の問題が加えられるようになってきた.
 本書では胸部の代表的疾患を多く取り上げ,そのCTやMRI画像の特徴を胸部単純写真と比較しながら解説し,診療放射線技師としての技量を発揮すべき点を“画像のゴール”としてまとめた.どこから開いても読める,使いやすく,肩肘の張らない本を目標とした.
(「発刊にあたり」より抜粋)


  A.肺腫瘍,腫瘍性疾患
  -パンコースト腫瘍(143KB)
  D.肺感染症
  -細菌性肺炎(153KB)
  E.気管・気管支の疾患,肺血管異常
  -肺分画症(133KB)
  G.胸部外傷-胸壁の損傷(150KB)
I.外科医が望む胸部画像診断
  -縦隔腫瘍(156KB)


発刊にあたり(全文)


主要目次 詳細な目次を見る
総  論
 I.序  論(櫛橋 民生)
 II.撮像法,撮像のピットフォール
  1. CT (浮洲龍太郎)
  2. MRI (藤澤 英文)
  3. RI (武中 泰樹)
 III.胸部各種画像の完全フィルムレス運用
    ―RIS,PACSの構築―(櫛橋 民生)

各疾患の画像診断
 A.肺腫瘍,腫瘍性疾患:12症例(藤澤 英文)
 B.縦隔疾患:10症例(藤澤 英文)
 C.胸膜,胸壁,横隔膜疾患:10症例(門倉 光隆)
 D.肺感染症:10症例(武中 泰樹)
 E.気管・気管支の疾患,肺血管異常
    :5症例(浮洲龍太郎)
 F.肺野疾患(びまん性肺疾患,その他)
    :17症例(武中 泰樹)
 G.胸部外傷:5症例(櫛橋 民生)
 H.インターベンショナル手技(鈴木美奈子)
 I.外科医が望む胸部画像診断(門倉 光隆)

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書評
川村 義彦