医療過誤 そのパラダイム
書評
齊藤 壽一
医療過誤 そのパラダイム
 
著  者:池本 卯典



■新書判 ■176頁
本体価格 1,200円(税別)
2005年2月25日発行
ISBN4-86003-501-1


 
著者が、かつて法医学、人類遺伝学、警察の法医鑑識業務などに携りながら体験した、医療過誤にかかわる基礎的問題を整理。医療人、法曹、および研究者や学生が、医療過誤の減少に向けて思考するための枠組みを示す。

「医療の現実は、健康を買う消費者気風は否めず、また、診療報酬の確保に躍起の医師もいないとはいえない。そんな医師と患者の間に吹く隙間風が医療過誤ではなかろうか。(…)それを埋めるのは、医療者の患者に対する限りなき誠意以外にないと思う。」
(「後記」より)

(44KB)
第五章  医療過誤の多様性
(P103〜P.115)
 
(16KB)
第八章  医療過誤とヒューマン・エラー
(P147〜P.152)


著者紹介
イケモト シゲノリ
 1930年生まれ。
 自治医科大学名誉教授。現在は日本獣医畜産大学学長。
 専門は法医学、人類遺伝学、比較医事法学。
 著書に『法学部法医学』『血液型の遺伝子』『医学部医事法学』など。



序にかえて

目次
第一章  医療関連法の概略
 1. 医療法
 2. 医師法
 3. 歯科医師法
 4. 他の医療関連法

第二章  薬事関連法の概略
 1. 薬事法
 2. 薬剤師法
 3. 他の薬事関連法

第三章  医療関係者,医療施設,医療経済の概略
 1. 医療関係者
 2. 医療施設
 3. 医療経済
 4. 国民医療費

第四章  医療保険の概略
 1. 医療保険制度
 2. 老人保健制度
 3. 介護保険制度

第五章  医療過誤の多様性
 1. 医療事故の意味
 2. 医事紛争
 3. 医療過誤の現在
 4. 医療過誤訴訟と鑑定
 5. 医療過誤の発生原因
 6. 医療過誤の発生態様
 7. 院内事故

第六章  医療過誤への対応
 1. 医療過誤紛争の処理
 2. 医療者の責任

第七章  医療過誤の予防
 1. インフォームド・コンセント
 2. 医療過誤への対応
 3. 医療過誤の防止対策
 4. リスクマネジメント

第八章  医療過誤とヒューマン・エラー
 1. ヒューマン・エラーの概念
 2. ヒューマン・エラーの分類と原因
 3. 医師のヒューマン・エラー
 4. 適正な医師の選択
 5. ヒューマン・エラーと事故

第九章  医療水準と患者の期待権
 1. 医師の医療水準
 2. 医師の注意義務
 3. 医療過誤と医療との因果関係
 4. 医療に対する患者の期待権

 

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