正しく知って正しくこわがろう
放射線の線量評価,放射線防護,緊急被曝医療の専門家である著者が,広島をはじめ世界の放射線被曝地を実地に,精力的に調査した経験をもとに,「核災害からの復興」をテーマとして広島,チェルノブイリ,ビキニ水爆実験について,その実態を紹介する。放射線とは何か,放射線防護はどのようになされるべきか,そして,核兵器や原子力発電所の事故など核災害からの復興の実際を示しどのようにわが身を守るかを,広島の一般市民を前にやさしいことばで語った講演の記録である。
放射線被曝のリスクの大きさや災害の規模を誰にでもわかりやすい指標で提示しているので,核兵器,原子力,放射線防護をキーワードに中学生・高校生から大人まで,有用な知識を得ることができる。
中学校以降で習う漢字にはふりがなをつけました。
(児童、生徒の平和学習用教材として利用可能です) |