核の砂漠とシルクロード観光のリスク
[高田 純の放射線防護学入門シリーズ]
核の砂漠と
シルクロード観光のリスク

 ─NHKが放送しなかった楼蘭遺跡周辺の不都合な真実─

著者:高田 純(札幌医科大学教授)



■A5判・並製 ■84頁
本体価格 1,000円(税別)
2009年10月1日発行
ISBN978-4-86003-402-3


“核爆発災害は隠せない”という放射線防護学100年の成果をもとに,ウイグル人居住区での世界最悪の核爆発災害を報告した前著『中国の核実験』は,英米有力誌にも衝撃的事実として報じられた。
本書は,その事実を報じないばかりか,シルクロードの歴史ロマンを喧伝し続けるNHKの公共放送としての姿勢を問う。また,そのロマンに魅せられ,核爆発が継続する1996年までに現地を訪問した推定27万人,その後を含めると84万人もの日本人観光者の,核放射線による健康被害調査は急務である,とする。



著者略歴

主要目次
1.はじめに
2.NHK取材班は楼蘭周辺での核実験を知っていた
3.楼蘭周辺での中共メガトン級核爆発の危険な特徴
4.中共政府の人権人道上の問題
5.同胞を抹殺した悪魔の核軍事演習
6.狂気の文化大革命の最中に核の蛮行
7.中共軍に引率された1980年4月のNHK取材班の足取り
8.1980年NHK取材班の健康リスクの推定
9.楼蘭付近のゼロ地点の核ハザードの残留を計算する
10.科学が暴く中共とNHKの隠蔽してきた不都合な真実
11.27万の日本人が核爆発期間中に観光
12.90年代にも危険なクレータ核爆発
13.核爆発を利用した地下資源開発
14.観光者の核のリスク
15.シルクロード科学プロジェクト
16.核爆発災害は隠せない
17.東トルキスタンにおける健康被害
18.NHKの大罪 公共放送の資格なしか
19.核爆発を目撃した場合
20.顕著に核の砂を被った場合
21.シルクロード観光後20年以内に白血病か甲状腺疾患
22.シルクロード観光10年以後に肺がん
23.核爆発のゼロ地点は広範囲
24.長期に残留する核ハザード
25.日本人核被害調査
26.あとがき

付録資料
1.ラビア・カーディル女史からの前著
『中国の核実験』英語・ウイグル語翻訳版へのメッセージ
2.中国の核実験に関する重大な報道
3.中国政府は退役軍人に補償
4.NHK会長への公開質問状
5.NHKからの公開質問状に対する回答
6.シルクロード核の砂漠を観光した日本人の被災調査
索引(PDF:12KB


関連記事

著者の中国の核実験についてのホームページ
海外の緊急被ばく医療を調査

 

核の砂漠とシルクロード観光のリスク 左記のQRコードには書名、ISBNコードなどが入っています。
書店ご注文時などにご活用ください。