診療放射線技師に知ってほしい画像診断-中枢神経 診療放射線技師に
知ってほしい画像診断-中枢神経

編著者:細矢 貴亮
      (山形大学医学部 放射線科教授)


■A4判・並製 ■236頁
本体価格 6,500円(税別)
2005年8月22日発行
ISBN4-86003-341-8




CTとMRIの普及により,中枢神経の画像診断業務は診療放射線技師の携わる最も重要な領域となっている。臨床家の読影に必要な一定の水準を満たす撮影知識と技術に加え,豊富な症例提示と解説により画像への着眼点を詳細に説く。

 画像診断において,診療放射線技師には何が求められているのだろうか.日常(正常)とのわずかな違いをも認識できるような,一定の水準を満たした写真を撮影することであろう.これが実践できていれば,知らず知らずのうちにわずかな違い(異常)に気づくようになるのである.加えて,画像診断を行う医師が何を求めるかを知っている診療放射線技師は,できあがった写真への目の付け所がわかるようになっていく.
 本書は,診療放射線技師を対象として企画され,「撮像法とピットフォール」では一定の水準を満たした写真を撮影するための知識と技術が,「各疾患の画像診断」ではわずかな違いに気づくための診断のポイントが要領よく解説されている.本書を一読すれば,神経放射線診断にかかわる診療放射線技師の重要性が再認識できると思う.そして,日常業務のなかに新しい世界が開けることを,感じていただけるものと思う.だまされたつもりで,気楽に読んでいただければ幸いである.
(「発刊にあたり」より抜粋)


  総論 I序論
1.画像診断法と臨床意義(296KB)
  総論
II.撮像法とピットフォール(236KB)
  各疾患の画像診断
 A.脳血管障害(200KB)
  各疾患の画像診断
 B.頭部外傷(132KB)
各疾患の画像診断
 E.変性疾患,先天性疾患(168KB)
各疾患の画像診断
 F.脊椎・脊髄疾患(172KB)


発刊にあたり(全文)
著者略歴

主要目次 詳細な目次を見る
総 論
 I.序 論
 II.撮像法とピットフォール
  A.CT
  B.MRI
  C.血管造影
  D.核医学検査

各疾患の画像診断(92症例)
 A.脳血管障害(23症例)
 B.頭部外傷(6症例)
 C.脳腫瘍 (14症例)
 D.炎症性疾患,脱髄性疾患,代謝性疾患(19症例)
 E.変性疾患,先天性疾患(18症例)
 F.脊椎・脊髄疾患(12症例)
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書評
小倉 明夫