21世紀 人類は核を制す
[高田 純の放射線防護学入門シリーズ]
21世紀 人類は核を制す

核放射線の光と影を追い続けた物理学者の論文集─生命論、文明論、防護論

著者:高田 純(札幌医科大学教授)



■A5判 ■284頁
本体価格 2,400円(税別)
2013年7月発行
ISBN978-4-86003-438-2


 広島・長崎の原爆被災から核や放射線のアレルギーとなった日本人は,核放射線の真実と科学から遠ざかり,知らされないままに,東日本大震災での福島第一原発事故を迎えた。しかも誤った政府介入により,日本社会は長期間にわたる心理的動揺状態が続いている。

 本書は,原発事故発生直後の放射線衛生調査を踏まえ,福島の低線量事象を一貫して唱え続けてきた著者のバックグラウンドとなる論文を収載。福島事象で混乱した日本社会への指針として,生命論,文明論,防護論をプレミヤム章として新たに書き下ろした。引き続き,世界で最も核被災地の現場を知る放射線防護学者として,これまで10年以上にわたり発表した論文を「人口爆発する文明の危機と核エネルギー」「核放射線と健康」「核防護と核抑止力」のテーマで分類した。



著者略歴

主要目次
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プロローグ 平成25年4月5日衆議院予算委員会

プレミアム 生命論/文明論/防護論

第一章 21世紀人口爆発する文明の危機と核エネルギー

第二章 核放射線と健康

第三章 核防護と核抑止力


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