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放射線は本当に
微量でも危険なのか?
―直線しきい値なし(LNT)仮説について考える
著者:佐渡敏彦
■B5判・並製 ■256頁
本体価格 3,300円(税別)
2012年4月5日発行
ISBN978-4-86003-423-8

放射線影響研究の歩みとLNT仮説の解き方から見えるもの。
微量の放射線に対してあまりにも過敏に反応しすぎる国内および国際的な風評被害を克服するためにも,放射線の健康への影響を正しく理解し,放射線を正しく恐がり,過剰に恐れないだけの知識を国民の一人ひとりが身につけることが非常に大切になっている。この問題は,これからの全人類にとっての共通の課題でもありつづけるであろう。
放射線による発がんリスクのパラダイムとしてのLNTモデルの考究は,人類が微量放射線の幻影への恐怖から解放されるための根元のテーマである。 |
・はじめに(PDF)
・おわりに(PDF)
・著者略歴
主要目次 |
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第一部 放射線の健康影響
第1章 放射線の人体への影響理解のための基礎知識
第2章 私のチェルノブイリ訪問記
第3章 チェルノブイリ原発事故の健康影響;25年のまとめ
第4章 人のがんとその原因および放射線による発がん
第二部 放射線影響研究とLNTモデルの課題
第1章 核時代のはじまりと放射線の影響研究
-私の放射線生物影響研究の歩み-
第2章 動物実験による放射線発がん修飾要因研究の意義
第3章 放射線発がんのメカニズムとLNTモデル
第4章 放射線発がんにおける線量反応
-人と実験動物での線量反応のちがいとその意味すること-
第5章 低線量放射線の生体影響とその放射線防護学的意義 |
索引(PDF) |
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関連
●『放射線および環境化学物質による発がん』
●出版にあたって:佐渡敏彦 |
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