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臨床と病理のための
乳腺疾患アトラス
―US・MMGと組織像の対比―
監修:土屋 眞一
著者:前田 一郎
■A4判・並製 ■164頁
本体価格 8,000円(税別)
2010年6月15日発行
ISBN978-4-86003-414-6
本書の前半部分は,わかりやすい言葉で書かれた病理学的記述により,乳腺病理の基本が自然に理解できる.後半の症例検討では「マンモグラフィや超音波に映っているのは,この組織・細胞であるということが,見開き頁を一目見るだけでわかる」ように企画した.よく目にする乳腺疾患のマンモグラフィ,超音波像そして病理組織像を対比しながら提示し,さながら乳腺カンファレンスのような臨場感を得ることができる.明日からの臨床の向上のために,乳癌診療に関与するすべての医療者に贈る. |
本書の特徴は,判りやすい言葉で書かれた病理学的記述を読み進むと,自然に乳腺病理の基本が理解できるようになっている点である.著者が本書の中で,「病理標本は臨床医にとって目にする機会は少ないが,気楽にHE染色標本を観察していただきたい」と,述べている.乳癌診療に関与する医療者は,是非本書を読み,病理医と一緒にHE標本を見る機会を持って頂きたい.乳腺病理の知識は,明日からの臨床の向上に反映するからである.
本書の後半は,症例を用いた病理と画像の対比である.ここでも著者は,MRIやCTでなく,乳腺画像の基本であるマンモグラフィや乳房超音波画像と病理の対比を行っている.美しい画像と組織を対比して見ることで,自然に基本的な乳腺画像診断能力が向上する.その上,組織を見ながら画像所見の謎解きをすることで,学会でのフィルムリーディングの盛り上がりとおもしろさを1人で味わうことができる.
推薦の言(抜粋)
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福田 護
(聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック院長)
2010年5月 |
主要目次 |
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第1章 総 論
乳腺の基本構造
第2章 各 論
乳腺病変の組織像
A.上皮性良性腫瘍
B.上皮性悪性腫瘍
C.結合織性および上皮性混合腫瘍
D.リンパ腫および造血器腫瘍
E.乳腺症
F.腫瘍様病変
第3章 症例検討
索引PDF |
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