Pre exposure(撮影前評価)―造語の起源について

 pre とexposure の2 つを組み合わせた造語である。

 語源の典拠や実用例として、研究社の新英和中辞典や三省堂の新グローバル英和辞典では、次のようにあげている。

 pre は接頭語であり、「あらかじめ、(時、場所、順序などが)前[先]の、以前の、前もって」などの意味を表すとしている。

 exposure は名詞であり、「(日光、風雨、危険などに)さらす、(秘密・悪事などの)暴露・摘発・発覚、陰部などの露出、家・部屋の向き、(テレビ、新聞などで)取り上げられること、露光、露出時間、出演すること、(作用・影響などに)触れさせること〈受ける〉・触れること〈させる〉」などの意味を表す。

 そして、放射線部門におけるexposure とは、「X 線の露光・曝射・被曝など」などの意味づけで用いられている。

 われわれは、「pre exposure」とは「撮影前評価」と意味づけている。意味づけの語源は、Pre の意味を表す、「あらかじめ、前もって」とexposure の「作用や影響などに触れさせること、触れること」である。

 「撮影前評価」の定義は、「あらかじめ、作用や影響などについて触れたり、感じとること」の2 つの語源の組み合わせであり、ここからPre exposure が生まれた。