画像検査を行うにあたり,多くの施設では検査部位・疾患名だけの依頼に止まるため,症状や徴候等の情報は診療放射線技師自らが撮影前に評価(pre exposure)する必要がある。 本書では,放射線部門の支援対象を個々にとりあげ,解剖学・神経学・リハビリテーション学を取り入れた諸疾患の医学的特徴と介助・誘導の実際について解説。撮影前評価をし,把握することによって目的撮影部位を明確化し,安全に配慮した撮影に臨むことで画像情報提供の向上につなげる。