『世界の中心で,愛をさけぶ』 別表
1. 白血球の型(HLA型)が,患者と適合した場合は,ドナー候補者の1人として選ばれたことが骨髄バンクから連絡される.
2. 骨髄バンクから送られる質問票に答え,その後コーディネーターとの面談があり,骨髄提供に関する詳しい説明がされる.
3. 骨髄移植を成功させるために,さらに詳しい血液検査と健康チェックを行い,DNAタイピングという方法で精密な適合度を確認する(確認検査).
4. 家族の同意を含めた最終的な本人の意思が確認される(最終同意).
5. 安全な採取に備えて健康診断が行われる(術前健診).
6. 骨髄液の採取に伴う貧血を防止するために,事前にドナー本人の血液(自己血)を採取し,骨髄採取時の輸血用に保存する.
7. 骨髄提供には入院が必要となる.骨髄採取の前日か前々日に入院し,通常4〜5日で退院できる.
8. 骨髄採取は全身麻酔下で行われ,骨髄液は腰骨から通常500〜1000mL採取する(骨を切るのではない).
9. 採取後は,通常2〜3日で退院できる.
(医療科学通信2005年2号)
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