■第1章 重粒子線治療の臨床成績と将来展望
1. 放医研における重イオン線治療の現状と将来
2. ドイツの炭素イオン療法:現状と将来展望
■第2章 重粒子線治療装置(システム)に望むこと
1. HIMAC重粒子線治療の基礎
2. HIMACの治療照射技術の現状と将来
3. HIMAC治療計画の現状と今後の展開
4. 現場医師からの希望・提言
■第3章 重粒子線治療のための生物学
1. 低線量での放射線感受性:低LET放射線は高LET放射線と同じように作用する
2. 炭素イオン線分割照射効果 の特徴
3. 神経膠芽腫の重粒子線感受性
4. 重粒子線と温熱併用療法におけるp53遺伝子の意義
5. 重粒子線によるVEGF発現とその機序
安藤総一郎
6. 放射線治療患者の末梢血リンパ球染色体障害の解析
―Calyculin Aを用いたPCC+FISH法
■第4章 重粒子線治療の水先案内人―症例で見る最新画像診断―
1. 治療医からの症例提示
・頭部
・肺
・肝臓
・子宮
・骨
・軟部
2. モダリティから見た癌診断―PETによる診断
3. ECHOによる診断―肝細胞癌の重粒子線治療と超音波診断
4. MRS/MRIによる診断
・MRIはどうして画になるのか?
・臨床における利用
5. CTによる診断
■第5章 臨床試験の進め方と問題点
1. 放医研臨床試験の実施体制
2. 新GCPとインフォームド・コンセント
3. 医療情報室の役割
4. 臨床試験のデザインとその成績評価
■第6章 日本における重粒子線治療施設
1. 筑波大学新陽子線治療施設と将来計画
2. 国立がんセンターの陽子線治療施設
3. 若狭湾エネルギー研究センター
4. 静岡県がんセンター(仮称)の陽子線治療施設
5. 兵庫県立粒子線治療センター(仮称)における粒子線治療
●索 引
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