目次:生涯教育テキスト2 診療画像学[2]検査法と画像機器

第1章 診断用X線
A.はじめに
B.イメージインテンシファイア(I.I.)
 1.I.I.の構造および動作原理図
 2.改良型メタルI.I.の技術的特徴
 3.特性をさらに向上させた最新のメタルI.I.
 4.改良型および新型メタルI.I.を用いたシステムの特徴
C.X線テレビ装置
 1.概要
 2.走査方式
 3.撮像管
 4.CCD(charge-coupled device:電荷結合素子)
 5.X線用CCDカメラ
D.X線管
 1.ステレオX線管
 2.多重焦点X線管
 3.大容量X線管の要素技術
E.X線ジェネレータ
 1.X線ジェネレータの概要
 2.インバータ式ジェネレータの原理
 3.インバータ方式X線ジェネレータの特徴
 4.インバータ方式ジェネレータの将来
F.AEC
 1.半導体検出器
 2.ファイバー型検出器
 3.半導体検出器,ファイバー型検出器の特性と特徴

第2章 X線CT
[1] X線CT装置
A.はじめに
B.CT像の特長
 1.ボケのない断層像
 2.人体組織のX線吸収係数を示す画像
 3.ディジタル画像であり,数値の把握も可能
 4.優れた低コントラスト検出能
C.発展の経過
 1.性能・仕様
 2.スキャン方式
D.新しいCTの流れ
 1.nutate/rotate方式とスリップリングの結合(東芝TCT-900S)
 2.cardio vascular CT(IMATRON C-100)
E.CTの今後
 1.CTの基本性能
 2.X-CTで問題となる制約
 3.MRIとの競合
 4.商品としてのX-CT
 5.応用展開
[2] X線CT検査法
A.はじめに
B.CTの適応
 1.スクリーニング検査法としてのCT
 2.高分解能撮影法
 3.高速スキャン
 4.X線CT造影剤造影CT法
 5.三次元CT
 6.ヘリカル(スパイラル)スキャン
 7.その他のCT診断法
 8.CTの治療への応用
C.おわりに

第3章 MRI
[1] MR1装置
A.概要
 1.はじめに
 2.NMR(nuclear magnetic resonance:核磁気共鳴)の原理
 3.イメージング(映像法)の原理
B.システム構成
 1.静磁場用磁石
 2.設置
C.主要性能および仕様
 1.磁石寝台部
 2.傾斜磁場部
 3.送受信部およびRFコイル
D.パルスシーケンス
 1.SE法による画像
 2.IR法による画像
 3.高速フーリエイメージング法による画像
E.応用技術
 1.3DFT法
 2.3DFT法により得られた三次元画像の表示法
 3.シネモード撮影法
 4.MRSの原理
 5.surface anatomy scan法(SAS)
 6.超高速イメージング
 7.MRアンギオグラフィ
 8.動きによるアーチファクト抑制技術
 9.水・脂肪分離
 10.diffusion/perfusion
[2] MR1検査法の基礎
A.MRI(magnetic resonance imaging)
B.MRIの特長と問題点
 1.特長
 2.MRIの問題点
C.1H-MRIの臨床応用の基礎
 1.1H-MRIの特徴
 2.MRIの信号強度と画像のコントラスト
 3.臨床におけるパルス系列とMR像(脳・脊髄を中心として)
 4.撮影の概略
 5.種々の撮影技術
 6.流体のMRI
 7.MR1用造影剤
 8.アーチファクト
D.MRIの臨床応用
 1.MR1検査の手順
 2.各疾患におけるMRIの臨床的特長
E.将来の展望

第4章 診断用超音波
[1] 超音波診断装置
A.まえがき
B.超音波の生体特性
 1.生体内音速と波長
 2.超音波の伝搬特性
 3.超音波の反射と散乱
 4.超音波の減衰
C.超音波診断装置
 1.原理
 2.超音波ビームの走査形式
 3.超音波の走査方法
 4.超音波診断装置の調整機能
 5.超音波診断装置の性能
D.超音波ドプラ法
 1. 超音波ドプラ法
 2.カラードプラ断層法
E.超音波画像のアーチファクト
F.各種プローブによる臨床応用
 1.超音波穿刺プローブ
 2.超音波内視鏡プローブ
G.超音波診断の安全性
H.超音波診断機器の将来
[2] 超音波検査法の基礎
A.超音波検査法
 1.超音波診断とは
 2.X線画像と超音波画像の違い
 3.医用超音波用語
 4.超音波断層像の表示
 5.良い検査をするには
 6.腹部超音波検査法
 7.腹部超音波撮影法
 8.超音波診断装置について
B.腹部超音波検査
 1.肝臓(liver)
 2.胆嚢・胆管(gallbladder・hepatic duct)
 3.膵臓(pancreas)
 4.脾臓(spleen)
 5.腎臓・副腎(kidney・adrenalgland)
 6.腹部大動脈(abdominalaorta)
C.骨盤腔の超音波検査
 1.子宮・卵巣(uterus・ovary)
 2.膀胱・前立腺・精嚢腺(urinary bladder・prostate・seminal vesicle)
D.フリースペース(腹水・血液・膿瘍)
 1.フリースペース

第5章 核医学
[1] 核医学画像診断装置
A.核医学画像診断装置の変遷
 1.シンチスキャナ
 2.ガンマカメラ
 3.99mTcの登場
 4.データ処理装置による機能解析
 5.SPECTの登場
B.ディジタルガンマカメラ
 1.アナログガンマカメラとディジタルガンマカメラ
 2.検出器性能の向上
 3.データ処理装置の性能向上
C.SPECT
 1.汎用型ガンマカメラ
 2.再構成技術
 3.SPECT専用機
 4.新しいSPECT検査法
D.将来展望
[2] SPECT検査法の基礎
A.はじめに
B.中枢神経核医学領域におけるSPECTイメージング
 1.脳シンチグラフィ
 2.脳血流シンチグラフィ
C.心臓核医学領域におけるSPECTイメージング
 1.心筋シンチグラフィ
 2.心電図同期心プールSPECT
 3.急性心筋梗塞シンチグラフィ
D.中枢神経,心臓以外の臓器におけるSPECTの有用性
 1.頭頸部
 2.胸部
 3.肝,脾
 4.骨
E.ポジトロンCTイメージング
 1.脳
 2.心臓

第6章 電子内視鏡
A.はじめに
B.内視鏡検査の特徴
C.電子内視鏡の構成
D.電子内視鏡の特徴
E.固体撮像素子
F.カラー撮像方式
 1.同時方式
 2.面順次方式
G.画像ファイリング
H.画像処理
 1.画像の強調
 2.形態情報の解析
 3.機能情報の解析
I.電子内視鏡の将来展望

第7章 PACS
[1] PACSシステム
A.まえがき
B.PACS構想の背景
C.PACSを実現するための機能
 1.画像生成機能
 2.画像収集機能
 3.画像保管機能
 4.画像表示機能
 5.画像通信機能
 6.画像管理機能
D.PACSの運用形態
 1.小規模PACS
 2.大規模PACS
E.PACSの効果
 1.患者へのメリット
 2.医師へのメリット
 3.コ・メディカルヘのメリット
 4.病院経営者へのメリット
F.PACSの普及
 1.PACS導入の問題点
 2.PACS普及のポイント
 3.PACSにおける放射線技師の役割
G.おわりに
[2] PACS〈画像管理と画像表示〉
A.PACSの基本概念
 1.PACS(picture archiving and communication system)
 2.Lehrの提唱する画像管理としてのPACS
 3.画像の精度管理のためのPACS
B.PACSの要素技術
 1.画像入力系
 2.画像の蓄積・検索系
 3.画像の処理・観察系
C.PACSの臨床的意義
 1.階調処理
 2.空間周波数処理
D.PACSの医療へのインパクト