単行本『高橋信次伝』
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書評
鈴木 昇一
X線CTの先駆者
高橋信次
 
著  者:岡田 光治



■新書判 ■236頁
本体価格 1,200円(税別)
2003年11月20日発行
ISBN4-86003-500-3
[医療科学新書]

 20世紀最大の医学発明といわれるX線CTは,1972年イギリス人の開発によって出現した。しかしその原理は,CTの登場より四半世紀も前に日本人によって見出されていたのだ。文化勲章,スウェーデン王立科学アカデミーゴールドメダルに輝く不世出の医学者・高橋信次の,放射線医学ひとすじにかけた足跡を追うドキュメント。

(16KB)

(P.5〜P.18)
 

 
目次

杜の都で
  絵にかいたような苦学生
  戦死した刎頸の友
  天の配剤か絶妙の師弟コンビ
  東北大学医学部・古賀良彦教授
  金ニナラナイ命ハアブナイ
  篤志家・池田直吉との出会い
  回転撮影法の構想――雪の津軽へ

北の梁山泊
  もし生きて帰らばと
  今岡部隊長
  第二回東奥賞
  カテドラル(回転撮影法)が見える!
  七人のサムライ
  勇将の下に弱卒なし
  親の心にそむいてまでも
  三十九歳の宿題報告
  高橋先生のように生きたい

年譜