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放射線安全管理学 |
放射線管理学入門
[関係法規の概要を含む]
著 者:福士 政広(東京都立保健科学大学教授)
三枝 健二(元東京都立医療技術短期大学教授)

■A5判・並製 ■232頁
本体価格 2,600円(税別)
2002年6月17日発行
ISBN4-86003-304-3
はしがき(抜粋)
放射線管理に関する領域の専門書は比較的多く出版されているが,初心者・学生向けの参考書・教科書となると,なかなか恰好の書物が見あたらない。
そこで,放射線の管理技術について,各項目ごとにわかりやすくまとめ『放射線管理学─診療放射線技師を志す学生のために』を1999年3月に刊行した。しかし,放射線障害防止関係法令の改正が平成12(2000)年10月公布され,平成13(2001)年4月から施行された。この改正法令をふまえ『放射線管理学』の内容を一部改正し,『放射線管理学入門─関係法規の概要を含む』と改題した。
内容は第1章から第7章にわたり,歴史的背景から用語の定義,管理の実際および関係法規の概要にわたり簡潔に記述したつもりである。また,最近導入された個人被曝線量計等に関する記述,X線診療室の遮蔽計算例および技師法を追加し,練習問題として過去10年間の診療放射線技師国家試験問題を系統別に分類し,診療放射線技師を志す学生へ配慮した。 |
(8KB)
2.放射線障害
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3.ICRP勧告の推移とその概要
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4.放射線源からの被曝
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1.序 論
・X線の発見と障害
・初期の放射線防護活動
2.放射線障害
・放射線障害の分類
・人体諸臓器への影響
・被曝線量と障害の程度
3.ICRP勧告の推移とその概要
・1965年までのICRP勧告
・1977年ICRP勧告(Publ. 26)
・1990年ICRP勧告(Publ. 60)
・放射線防護における被曝線量評価
4.放射線源からの被曝
・自然放射線源からの被曝
・人工放射線源からの被曝
・各種放射線源からの被曝と危険度の比較
5.放射線源の安全取扱い
・安全取扱いの原則
・外部被曝と内部被曝の防護
・各種放射線源の安全取扱い
・放射線の遮蔽
・汚染除去と廃棄物処理
6.放射線管理の実際
・放射線管理の組織・機構
・個人の放射線管理
・環境の放射線管理
・異常時の対策・措置
7.関係法規の概要
・診療放射線技師法
・医療法施行規則
・電離放射線障害防止規則
・放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
・付録 診療放射線技師法
・「医療法施行規則の一部を改正する省令の施行について」の一部抜粋とその概要
・放射線管理用測定機器
・診療放射線技師国家試験放射線管理学・精選問題 |
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