目次:改訂版 PACSの構築と運用のすべて

I. 総 論
1)PACSの効果と導入の目的 (櫛橋 民生)
 1.効果
 2.導入の目的
2)用語,単位とハードの知識 (武中 泰樹,渋谷 尚)
3)IHE-JとPACS (中島 隆)
 1.PACSにとっての標準規格
 2.標準規格の問題点
 3.IHEによる問題解決と恩恵
 4.日本IHE協会(IHE-J)を活用する

II. PACSの構築と運用
1)電子カルテとPACSの関わり (鈴木 美奈子,武中 泰樹)
 1.電子カルテとオーダリング
 2.即時撮影,キー画像のついたレポートの重要性
 3.核医学検査の完全オーダリング
2)PACSの運用 (鈴木 美奈子,武中 泰樹)
 1.RIS・PACSにおける進捗管理の重要性
 2.オーダの優先度の概念
 3.PACSを入れても残るリスク:患者の呼び込みやポータブルでの人違い
3)検査の運用の実際 (武中 泰樹,薄井 庸孝,藤澤 英文,櫛橋 民生)
 1.検査の予約(電子カルテ)
 2.予約画面(RIS,PACS)
 3.指示出し(PACS)
 4.進捗の把握(RIS)
 5.検査部門内の連携(RIS,PACS)
 6.電子カルテでの検査の確認(電子カルテ)
4)システムダウンの際の対応と運用 (新田  勝,武中 泰樹,櫛橋 民生)
 1.システムダウンの分類
 2.基幹システムと部門システムが具備すべきダウン対策(機能)
   a.ネットワーク機器のダウンに備えて
   b.復旧時の操作
 3.ダウン対策の課題

III. 画像表示とレポーティング
1)画像表示端末 (浮洲 龍太郎)
 1.PACS
 2.読影端末の構成
   a.画像表示と読影レポート作成画面の表示
   b.全モダリティ対応の読影端末の重要性
   c.モニタの配置
   d.キーボードもマウスも使いたくない!
   e.音声認識ソフトで省力化
   f.足も使える
   g.コントロールボックス
 3.画像展開,読影操作
 4.読影環境
 5.端末配置の重要性
2)レポーティングシステム (藤澤 英文)
3)カンファレンス,コンサルト (田中 絵理子,浮洲 龍太郎,櫛橋 民生)
 1.カンファレンス
 2.コンサルト
4)即時読影とその効果 (浮洲 龍太郎)
 1.即時読影とは
 2.即時読影のための工夫
   a.読影の優先度分け
   b.ボトルネックのないシステムを
 3.放射線科医が読影に専念できる環境整備を
   a.多種のレポート作成方法の導入
   b.主治医に読影レポートの到着がわかること
   c.読影時に電子カルテを参照できること
   d.緊急検査対応と即時読影を実践する
   e.整備されたPACS環境下で,トランスクライバーに求められるもの
   f.臨床医に対する放射線学的検査,読影の優先度と運用の周知徹底
   g.検査予約時の造影剤使用説明書の確認,検査説明コーナーの充実
   h.患者さんに待ち時間を意識させない,そのための工夫
   i.患者急変時の対応システムの構築

IV. 診療放射線技師とIT化 (新田  勝,武中 泰樹,櫛橋 民生)
診療放射線技師とIT化
 1.IT化と業務の変化
 2.放射線技師と検像
   a.検像の概念と重要性
   b.検像システムの形態
   c.検像システムの機能
   d.検像システムの展望
 3.RISの構築・74
   a.RISとは
   b.システム構築の進め方
   c.標準化されたシステム構築について
   d.検査業務フローの概要
   e.予約,オーダ時の患者付帯情報を例に
   f.RIS機能のチェックポイント
 4.これからのRISと放射線技師

V. 教育と研究 (武中 泰樹,馬場 麻衣子,藤澤 英文,櫛橋 民生)
1)教育面からみたPACS
2)研究面からみたPACS

VI. 遠隔画像診断
1)遠隔画像診断とシステム構成 (野口 邦晴,平澤 英紀,武中 泰樹,櫛橋 民生)
 1.遠隔画像診断システムについて
   a.センター集中管理方式
   b.Peer to Peer方式(一対一接続型)
   c.院内のPACSに遠隔からアクセスする方式
 2.画像のデータ形式と圧縮方式について
 3.通信回線およびセキュリティ対策について
2)大学附属病院読影室での遠隔画像診断 (武中 泰樹,薄井 庸孝,渋谷  尚,櫛橋 民生)
3)商業ベースの遠隔画像診断の実際 (安田  亮,平澤 英紀,浮洲 龍太郎,武中 泰樹,櫛橋 民生)

VII. 施設間連携 (木村 通男)
1)可搬媒体
 1.IHE PDI
 2.厚生労働省標準的診療情報交換推進事業SS-MIX
2)電子紹介状

VIII. 法令・ガイドライン (中安 一幸)
法令・ガイドライン
 1.「e-文書法」について
 2.個人情報保護法について
 3.法律等の体系について
 4.ガイドラインというものについて
 5.どう遵守するか,について

Useful Links(ガイドライン,資料などの所在)