例題目次:医療人のための放射線防護学

例題2.1 胸部X線直接撮影の実効線量は1枚あたり、およそ0.05mSvである。自然放射線による1年間の平均実効線量を2.4mSvとすると、このX線直接撮影の何枚分に相当するか?

例題2.2 X線撮影で、どうして体内の様子がわかるのか?

例題2.3 X線検査やリニアックのがん治療など、放射線で照射された患者の体内には放射能は残るのか?

例題2.4 放射性核種を患者に投与する核医学診療の後、患者の体内に放射能は残るのか?

例題3.1 胸部X線直接撮影を10枚撮影された患者の線量レベルは何か? その場合のリスクはどうか。

例題3.2 胸部に対し上記のX線撮影を受けた患者が妊娠していた。この場合、胎児の放射線リスクはどうか。

例題4.1 放射線防護衣の遮へい能力はどのくらいか?

例題4.2 セシウムの生物半減期は、成人男子で、およそ100日である。今、Cs-137に汚染した食品を摂取した成人がいる。この場合、実効半減期はいくらか。

例題4.3 女性看護師は、ルクセルバッジを、腹部と頸部に1個ずつ計2個装着していることがある。場合により、指先にリング状の線量計を使用する。その理由は何か?

例題4.4 リニアックなどが設置されている管理区域の外の廊下などの線量は安全な範囲か?

例題4.5 IVR手技に参加した女性看護師の装着した鉛エプロン下の腹部の個人線量計の報告値は、0.20mSvであった。もし、遮へいのエプロンを着用していなかったとしたら、腹部線量はおよそいくらになっていたか推定しなさい。ただし、X線管の電圧を100キロボルト、エプロンの鉛当量を0.2mmとする。