医療者のためのわかりやすい医療訴訟

医療者のためのわかりやすい医療訴訟

著者: 粟野 公一郎(弁護士)
粟野 暢康(医師)

■A5判・並製 ■416頁
本体価格 3,800円(税別)
2020年4月10日発行
ISBN978-4-86003-117-6


本書は、医療訴訟に関する法律や裁判所の考え方、そして実際の事案における争点と裁判所の判断を解説しています。さらに、医療訴訟に遭遇しないために日頃から留意すべきポイントと、遭遇した場合の対処法も記載しています。弁護士、医師、高校生の3名が会話を繰り広げながら話を展開し、難解な法律用語の使用は極力避けているため、大変読みやすい内容となっています。医療者の方の万が一の場合に備えることができる一冊です。

はしがき
本書の見方
著者略歴(粟野 公一郎)
著者略歴(粟野 暢康)
おわりに

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目次 詳細な目次を見る
1章 医療訴訟とは?
1-1 医療訴訟の請求根拠、医療訴訟の流れ
1-2 過失 その1
1-3 過失 その2 診療ガイドライン・添付文書
1-4 転送義務(転医義務)
1-5 因果関係
1-6 損害
1-7 説明義務
1-8 診療録(カルテ)の持つ意義

2章 ケーススタディ
2-1 内科ケース
・1.ERCP後の急性膵炎
・2.肺がんの見落とし
2-2 外科ケース
・1.縫合不全
・2.脊椎手術
2-3 産婦人科ケース
・1.分娩後の産婦死亡
・2.急速遂娩の移行遅延
2-4 小児科ケース
・1.絞扼性イレウス
・2.急性喉頭蓋炎
2-5 看護師ケース
・1.転倒・転落
・2.誤嚥
2-6 開業医ケース
・1.急性疾患の転送義務(急性脳症)
・2.急性疾患の転送義務(急性腹症)
・3.慢性疾患の転送義務

3章 医療訴訟の予防と対処
3-1 医療訴訟の予防
・1.患者・家族への説明
・2.医療水準の確認
・3.カルテ記載
3-2 医療訴訟への対処