核医学安全基礎読本 2 核医学安全のための科学知識と技術スキル

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核医学安全基礎読本2
核医学安全のための
科学知識と技術スキル

著者: 渡邉 直行
      元国際原子力機関 原子力科学応用局ヒューマンヘルス部核医学課高等医官
国際原子力機関 原子力科学応用局ヒューマンヘルス部コンサルタント



■A5判・並製 ■468頁
本体価格 5,000円(税別)
2019年10月1日発行
ISBN978-4-86003-112-1

核医学領域における患者(医療)安全とそれに必須の専門知識やテクニカルスキルを網羅した『核医学安全基礎読本』シリーズ。今回,第II巻となる本書では,核医学診療に係る患者中心のケアとその実践について説明。核医学診療に必要な放射線物理学と放射線生物学を基礎から学べることから医学生,診療放射線技師,薬剤師や看護師などの教科書・副読本としても十分な内容となっている。核医学施設/部門の職員の職業被ばくに係る放射線防護,患者被ばく,その最適化の手法である診断参考レベルについて,一般医薬品と異なる放射性医薬品の特性,99mTc-標識放射性医薬品についても詳説した。


主要目次 詳細な目次を見る
U.患者中心のケア
1.患者ニーズ(Patient Needs)の理解
2.患者の前準備
3.患者評価と準備
4.患者と職員の安全
5.適切な実践のためのマネジメント

V.基礎放射線物理学
1.放射線に係る単位・量について
2.安定同位元素(Stable Isotopes)と放射性同位元素(Radioisotopes)
3.放射能(Radioactivity)に係る基礎的事項
4.放射線と物質との相互作用

W.基礎放射線生物学
1.基本的な人体構造と機能
2.細胞と放射線による生物学的影響
3.ヒト個体と放射線による生物学的影響
4.核医学に係る放射線生物学

X.核医学における放射線防護と患者被ばく
1.核医学における放射線防護(Radiation Protection)の概要
2.放射線管理(Radiation Safety Management)の日々の実践
3.モニタリング(Monitoring)
4.緊急事態と対応
5.患者被ばく
6.MIRD 法
7.医療被ばくの最適化の手法?診断参考レベル?

Y.放射性医薬品(Radiopharmaceuticals)概論
1.体内診断用放射性医薬品について
2.99mTcの化学とその放射性医薬品
3.Hot Laboratory
4.品質管理(Quality Control)のためのInstant Thin Layer Chromatography(ITLC)
5.放射性医薬品との薬物相互作用(Drug Interaction)
6.ドーズキャリブレータ


索引

診断参考レベルのアップデート(345〜349頁)
新しい診断参考レベルが2020年7月3日に公開されたため関連する3つの表をアップデートします.(2020.7.17)

コラムIV-2のアップデート(154〜163頁)
2015年に刊行されたICRP Publication 130「放射性核種の職業上の摂取:第1部(Occupational Intakes of Radionuclides : Part1)」に基づいて、「コラムIV-2 放射性同位元素の摂取、輸送(移行)および排出を定量的にとらえるヒト身体モデル」をアップデートします.(2020.9.21)
     

p.42正誤表(PDF)
第一版第1刷(2019年10月1日発行)p.42に誤りがありました.ここに訂正しお詫びいたします.(2020.2.17)
  
正誤表(PDF)
第一版第1刷(2019年10月1日発行)に誤りがありました.ここに訂正しお詫びいたします.(2020.8.25)

正誤表(補遺)(PDF)
2020年8月25日付正誤表の訂正ならびに情報提供を追加します。(2021.4.16)

正誤表(補遺2)(PDF)
2021年4月16日付正誤表(補遺)に追加・訂正いたします。(2021.9.21)